消費税
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消費税とは
消費税とは、商品の購入やサービスの享受といった「消費」という行為に対して課される税金で、消費者が負担します。 会社は消費者が支払った税金を預かり、国に納めます。
消費税にかかわる仕訳は、「税抜方式」と「税込方式」の大きく分けて2つの方法がありますが、ここでは3級の出題範囲となっている「税抜方式」のみを学習します。
「税抜方式」とは、商品の値段と消費税をそれぞれ区別して仕訳する方法です。
『消費税』の仕訳タイミングについて
最初に全体を整理すると『消費税』に関する仕訳は、次の4つの場面で行われます。
①仕入時
会社が商品を仕入れる際、仕入れ先に支払う消費税は『仮払消費税(資産)』(かりばらいしょうひぜい)として処理します。
これは、会社が「とりあえず後に払う義務のある消費者に代わって税金を支払った」ということです。
最終的に国に納める際、この後に出てくる仮受消費税から仮払消費税の分を差し引くので、仮払消費税は資産です。
例題1
商品1,500円(税抜)を仕入れ、代金は消費税120円を含めて後日支払うこととした。
例題2
商品を仕入れ、以下の請求書を受け取り、代金は後日支払うこととした。
②売上時
期中に商品を売り上げた際、消費者から預かった消費税は、 『仮受消費税(負債)』(かりうけしょうひぜい)として処理します。 これは「あとで国に納めなければならない義務」なので負債です。
例題3
商品2,000円(税抜)を売り上げ、代金は消費税160円を含めて現金で受け取った。なお、消費税は税抜方式で処理している。
例題4
商品を売り上げ、以下の請求書の原本を発送し、代金は後日受け取ることとした。
③決算時
決算になると、仮受消費税と仮払消費税の差額を『未払消費税(負債)』(みばらいしょうひぜい)に置き換えます。 消費者の代わりに国に納めるのがこの差額分です。 これも「あとで納付しなければならない義務」と考えられるので『未払消費税』は負債です。
例題5
決算にあたり、受け取った消費税が1,000円、支払った消費税が800円であることが分かった。
④決算後の納付時
消費税を国に納めるときは「あとで納付しなければならない義務」が無くなるので『未払消費税(負債)』を減らします。
例題6
消費税の未払額1,500円を当社の当座預金から振り込んだ。
例題7
納付書にもとづき、ペンタ社の当座預金口座から消費税を納付した。
理解度に応じて、ふせんの色を変更しましょう。
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