未払金と未収入金をイラストで解説!
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未払金と未収入金とは?
買掛金と売掛金のページで勉強したように
「商品」を先に受け取り、「代金をあとで支払う義務」を『買掛金』
「商品」を先に渡し、「代金をあとでもらう権利」を『売掛金』
と言いました。
しかし、
「商品以外のもの」を先に受け取り「代金をあとで支払う義務」は『未払金』(みばらいきん)
「商品以外のもの」を先に渡し「代金をあとでもらう権利」は『未収入金』(みしゅうにゅうきん)
と言います。
「商品以外のもの」とは、 固定資産のページで勉強した、 『備品』、『車両運搬具』、『建物』、『土地』などに分類されるものです。
「商品」なのか「商品以外のもの」なのか、また、取引の文章の終わりにも注目して、仕訳の時に使う勘定科目を選びましょう。
買ったもの / 売ったもの | 取引の文章の終わり | 勘定科目 |
商品 | ~を仕入れた。 | 買掛金 |
商品以外のもの | ~を購入した。 | 未払金 |
商品 | ~を売り上げた。 | 売掛金 |
商品以外のもの | ~を売却した。 | 未収入金 |
なお、ビル、土地などは『建物』、『土地』に分類されるので、「商品以外のもの」となりますが、
不動産屋では売り物なら「商品」として扱われます。
同じ理由で、机、椅子などの『備品』も、家具屋では売り物なら「商品」として扱われます。
『未払金』の仕訳
「商品以外のもの」を先に受け取り、「代金をあとで支払う義務」は『未払金(負債)』として仕訳します。
例題1
ペンタ社は、ペンキチ社から営業用の車50,000円を購入し、代金は月末に支払うこととした。
例題2
月末になり、ペンタ社は、ペンキチ社に例題1の車の未払い分50,000円を、現金で支払った。
『未収入金』の仕訳
「商品以外のもの」を先に渡し、「代金をあとでもらう権利」は『未収入金(資産)』として仕訳します。
例題3
ペンタ社は、ペンゾウ社に事務用の椅子10,000円を売却し、代金は月末に受け取ることとした。
例題4
月末になり、ペンタ社は、ペンゾウ社から例題3の椅子代金の未収分10,000円を、現金で受け取った。
理解度に応じて、ふせんの色を変更しましょう。
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未払金と未収入金をイラストで解説! | 今ココ! |
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問題1 土地を購入し代金は月末払 | 8分 | ||
問題2 月末となり代金の支払う | 8分 | ||
問題3 建物を売却し代金は月末受取 | 8分 | ||
問題4 月末となり代金を受取る | 8分 |