出資者である株主に、
会社の利益（これを繰越利益剰余金と言います。）を還元することです。
利益をどれぐらい還元するかは、株主総会で決定します。

株主への配当の流れは、次のとおりです。

• ①繰越利益剰余金への振替【決算】
• ②剰余金の配当・処分の承認【株主総会】
• ③配当金の支払い

①繰越剰余金への振替【決算】

損益勘定で出された当期純利益（もしくは当期純損失）を、『繰越利益剰余金（資本）』（くりこしりえきじょうよきん）に振り替えます。

株主総会で、

• ・株主への配当
• ・利益準備金

の積立てについて決定し、適切な勘定科目に振り替えます。

株主への配当

株主総会で株主への配当金額が確定したら、『繰越利益剰余金（資本）』を減らし、『未払配当金（負債）』（みばらいはいとうきん）で仕訳します。
『未払配当金』は「あとで配当金を払わなければならない義務」なので負債です。

利益準備金

株主への配当金の1/10以上を『利益準備金（資本）（りえきじゅんびきん）として
会社に残すことが、法律で義務付けられています。

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