株主への配当
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株主への配当とは?
出資者である株主に、
会社の利益(これを繰越利益剰余金と言います。)を還元することです。
利益をどれぐらい還元するかは、株主総会で決定します。
配当の流れ
株主への配当の流れは、次のとおりです。
①繰越剰余金への振替【決算】
損益勘定で出された当期純利益(もしくは当期純損失)を、『繰越利益剰余金(資本)』(くりこしりえきじょうよきん)に振り替えます。
例題1
決算において当期純利益5,000円を計上する。
②剰余金の配当・処分の承認【株主総会】
株主総会で、
の積立てについて決定し、適切な勘定科目に振り替えます。
株主への配当
株主総会で株主への配当金額が確定したら、『繰越利益剰余金(資本)』を減らし、『未払配当金(負債)』(みばらいはいとうきん)で仕訳します。
『未払配当金』は「あとで配当金を払わなければならない義務」なので負債です。
利益準備金
株主への配当金の1/10以上を『利益準備金(資本)(りえきじゅんびきん)として
会社に残すことが、法律で義務付けられています。
例題2
株主総会において、繰越利益剰余金を財源として株主に対する配当金を4,000円、また利益準備金の積立400円とすることが承認された。
③配当金の支払い
株主に配当金を支払ったときは、『未払配当金(負債)』を減らします。
「あとで配当金を払わなければならない義務」が無くなるからです。
例題3
株主総会において決定した株主への配当金を4,000円を普通預金口座から支払った。
理解度に応じて、ふせんの色を変更しましょう。
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