約束手形をイラストで解説!
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手形とは?
これまで、商品の代金の支払い方法として、
現金(小切手を含む)、掛けなどを学習しました。
今回は新しい支払い方法である手形(てがた)を学習します。
手形は、簡単に言うと、支払期日(しはらいきじつ)が来ると換金できる証券です。
小切手は銀行に持っていくと、いつでも換金できる証券でした。
手形は小切手とよく似ていますが、期日が来ないと換金できないところが違います。
簿記3級では、手形の一種である「約束手形」を勉強します。
約束手形とは?
約束手形とは、 「手形を振り出す(手形に金額を書いて渡す)人」が 「手形を受け取る人」に 「いつまで」に 「いくら」支払うかを約束した手形です。
手形を振り出す人を、振出人(ふりだしにん)または支払人(しはらいにん)、
手形を受け取る人を、名宛人(なあてにん)または受取人(うけとりにん)、
代金を支払う期限を、支払期日(しはらいきじつ)または満期日(まんきび)と言います。
約束手形を振り出した時の仕訳
商品を仕入れて、約束手形を振り出した場合、あとで代金を支払う義務が発生します。
簿記では、この義務を勘定科目『支払手形(負債)』で表します。
例題1
ペンタ社は、ペンキチ社から商品300円を仕入れ、約束手形を振り出した。
例題2
例題1の約束手形の支払期日となり、ペンタ社は、当座預金から約束手形の代金300円を支払った。
約束手形を受け取った時の仕訳
商品を売り上げて、約束手形を受け取った場合、「あとで約束手形の代金をもらう権利」を得ます。
簿記では、この権利を勘定科目『受取手形(資産)』で表します。
例題3
ペンタ社は、ペンゾウ社に商品400円を売り上げ、約束手形を受け取った。
例題4
例題3の約束手形の支払期日となり、ペンタ社の当座預金に、約束手形の代金400円が入金された。
理解度に応じて、ふせんの色を変更しましょう。
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約束手形をイラストで解説! | 今ココ! |
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問題1 約束手形の振出 | 8分 | ||
問題2 約束手形代金の支払 | 8分 | ||
問題3 約束手形による売掛金の回収 | 8分 | ||
問題4 約束手形(当社振出)による売掛金の回収 | 8分 |