貸付金と借入金をイラストで解説!

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貸付けと借入れ

商売をしていると、取引先にお金を貸すことがあります。
これを貸付け(かしつけ)と言います。

一方、取引先からお金を借りることもあるでしょう。
これを借入れ(かりいれ)と言います。

お金を借りている間、借りた側は利息を支払わなければなりません。

利息の計算方法

利息は次の式で計算します。
本試験では、月割計算(○ヶ月分の利息計算)と日割計算(○日分の利息計算)が出題されます。

月割計算の場合

  • [ 利息金額 ] = [ 貸付金額(借入金額) ]×[ 年利率 ]×[ 月数 ] / 12

例) 10,000円を年利率5%で6ヶ月間借りた時の利息

  • 式)[ 利息金額 ] = 10,000×0.05×(6 / 12) = 250(円)

日割計算の場合

  • [ 利息金額 ] = [ 貸付金額(借入金額) ]×[ 年利率 ]×[ 日数 ] / 365

例) 10,000円を年利率5%で73日間借りた時の利息

  • 式)[ 利息金額 ] = 10,000×0.05×(73 / 365) = 100(円)

お金を貸した時の仕訳

お金を貸すと、「貸したお金をあとで返してもらう権利」を得ますが、 これを『貸付金(資産)』(かしつけきん)と言います。

貸付金

また、お金を貸している間は利息がもらえますが、 これを『受取利息(収益)』(うけとりりそく)と言います。

受取利息

手数料の仕訳

お金が口座に振り込まれる時、振込手数料がかかることがあります。
これを『支払手数料(費用)』(しはらいてすうりょう)と言います。
支払手数料は当方負担と、先方負担の2パターンがあります。
支払手数料が当方負担の場合、『支払手数料(費用)』として仕訳します。
支払手数料が先方負担の場合、当社の費用では無いので、手数料に関しては何も仕訳しません。

支払手数料

例題1

ペンタ社は、ペンキチ社に現金5,000円を貸付けた。

例題1

例題2

例題1の返済日となり、 ペンタ社は、ペンキチ社への貸付金5,000円が利息とともに普通預金口座へ振り込まれたことを確認した。 なお、年利率は5%で、貸付期間は6ヶ月である。返済時にかかった振込手数料300円は先方負担とした。

例題2

例題3

ペンタ社は、ペンキチ社に無利息で貸し付けていた5,000円の返済を受け、普通預金への入金を確認した。 なお、返済時にかかった振込手数料200円は当方負担とした。

例題2

お金を借りた時の仕訳

お金を借りると、「借りたお金をあとで返さなければならない義務」が生まれますが、 これを『借入金(負債)』(かりいれきん)と言います。

借入金

また、お金を借りている間は利息を支払わなければなりませんが、 これを『支払利息(費用)』(しはらいりそく)と言います。

支払利息

例題4

ペンタ社は、ペンゾウ社から現金6,000円を借入れた。

例題3

例題5

例題4の返済日となり、 ペンタ社は、ペンゾウ社からの借入金6,000円を利息とともに普通預金口座から振り込んだ。 なお、年利率は4%で、借入期間は3ヶ月であった。返済時にかかった振込手数料300円は先方負担とした。

例題4

例題6

ペンタ社は、ペンゾウ社からの借入金4,000円の返済にあたり、振込手数料300円とともに普通預金口座から振り込んだ。 なお、無利息の条件で借りており、振込手数料は当方負担となっている。

例題6

理解度に応じて、ふせんの色を変更しましょう。

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貸付金と借入金をイラストで解説!
今ココ!
問題1 現金の貸付
  • 8
    問題2 貸付金を返済される
  • 15
    問題3 現金の借入
  • 8
    問題4 借入金を返済する
  • 15
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